どうも、大山です。
エンジニアとして仕事をしていると、お客様との打ち合わせや社内会議、メーカーとの技術打ち合わせなど、会議へ参加する機会は非常に多くあります。
そのような場面で、
- 話すのが苦手だから評価されない。
- プレゼンが上手い人がうらやましい。
- 会議ではあまり発言できない。
そう感じたことはありませんか。
私も若い頃は、会議では積極的に話せる人ほど評価されるものだと思っていました。
しかし、15年以上、ネットワークエンジニア、プリセールス、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントとして多くのお客様と仕事をしてきて、考え方が大きく変わりました。
会議で一番話した人が評価されるわけではありません。
プレゼンが上手い人が評価されるわけでもありません。
結局、一番大切なのは、
「この人は信頼できる。」
そう思ってもらえるかどうかです。
📘 この記事はこんな方におすすめです
- 会議で何を話せばいいか分からない方
- 人前で話すことが苦手な方
- お客様との打ち合わせに自信がない方
- プリセールスやPMを目指している方
- 会議で評価されるエンジニアになりたい方
私はKDDIでプリセールスをしていた頃から、現在のITコンサルティングの仕事まで、多くのお客様との会議へ参加してきました。
そこで学んだことがあります。
会議は手段であって、目的ではない。
会議を終わらせることが目的ではありません。
資料を説明することが目的でもありません。
本当の目的は、
- お客様が正しく判断できること
- 認識を合わせること
- 次にやることを決めること
です。
そのためには、その場の勢いだけでは足りません。
資料。
技術的な知識。
構成の根拠。
想定される質問への回答。
これらを事前に準備し、理論武装した状態で会議へ臨むことが、お客様にとって有益な会議につながります。
この記事では、私が15年以上の現場経験で意識している、
- 会議前に準備すること
- 会議で信頼される話し方
- 分からないことへの対応
- お客様が判断しやすい説明の仕方
についてお話しします。
Contents
会議の評価は、始まる前に決まっている
少し極端な言い方かもしれませんが、私はそう考えています。
会議が始まってから良い説明をしようと思っても、準備不足では限界があります。
反対に、しっかり準備してきた人は、自然と落ち着いて話すことができます。
質問にも慌てません。
資料のどこを説明するべきかも分かっています。
そして、お客様も安心して話を聞くことができます。
✅ ポイント
会議で評価される人は、話し方が上手い人ではありません。
事前準備を徹底し、お客様が判断できる材料を用意してきた人です。
会議中の自信は、その場で生まれるものではなく、準備によって生まれます。
では、私が会議前に必ず意識していることをご紹介します。
会議の質は、準備で決まる
私はKDDIでプリセールスをしていた頃から、現在のITコンサルティングの仕事まで、お客様との打ち合わせ前には必ず事前準備を行っています。
もちろん、資料を一度見れば終わりではありません。
会議の目的を確認し、資料を読み返し、製品仕様や構成を確認し、お客様から質問されそうな内容をできる限り想定します。
なぜそこまで準備をするのか。
それは、お客様にとって有益な時間にしたいからです。
勢いだけで会議へ参加しても、その場では何とか話せるかもしれません。
しかし、質問に答えられなかったり、説明に根拠がなかったりすると、お客様は安心して判断できません。
私は会議の前に、
- お客様は何を知りたいのか
- どんな質問が出そうか
- 自分ならどこが気になるか
- この提案の根拠は何か
ということを考えるようにしています。
💡 大山の実体験
私はKDDIでプリセールスをしていた頃、お客様との打ち合わせ前には、資料や製品仕様を何度も読み返し、想定される質問を考えてから会議へ臨んでいました。
もちろん、すべての質問に答えられるわけではありません。
ですが、事前に準備しておくことで、自信を持って説明できますし、お客様へ正確な情報を提供できる可能性も高くなります。
反対に、準備不足のまま勢いだけで会議へ参加してしまうと、お客様にとって有益な時間にはなりません。
私は今でも、
「会議は手段であって、目的ではない。」
ということを意識しています。
会議の目的は話すことではありません。
お客様が安心して判断できる材料を提供することだと考えています。
分からないことを、その場で無理に答えない
会議では、ときどき想定していなかった質問を受けることがあります。
そんなとき、無理に答えようとしてしまう人がいます。
しかし、私はそれはおすすめしません。
もし根拠が曖昧なまま回答してしまえば、その情報を信じてお客様が判断してしまうかもしれません。
もしその回答が間違っていた場合、お客様に迷惑を掛けるだけでなく、自分自身の信頼も失ってしまいます。
だから私は、分からないことについては正直に伝えるようにしています。
申し訳ありません。
その点は正確な情報を確認したうえで、本日中に回答いたします。
この一言で十分です。
分からないことを認めることは、決して知識不足を見せることではありません。
正しい情報をお伝えするための責任ある対応です。
✅ ポイント
その場ですべて答えられることよりも、
正しい情報を後から確実に回答すること
の方が、お客様からの信頼につながります。
会議では「分からないことを言わない人」ではなく、「分からないことを正直に伝えられる人」の方が安心して仕事を任せてもらえます。
話すことより、「判断できる情報」を伝える
会議では、話す量が多い人が評価されるわけではありません。
お客様が知りたいのは、長い説明ではなく、判断するために必要な情報です。
例えば、
少し厳しいかもしれません。
だけでは、お客様は何も判断できません。
一方で、
現在、設定変更は約80%完了しています。
残りはメーカーへ確認中です。
本日中に回答が来れば予定どおり作業できます。
回答が明日になる場合は、作業日を1日変更する必要があります。
このように説明すれば、お客様は現状を理解し、次の判断ができます。
私は会議で説明するとき、
- 現在の状況
- 原因
- 影響範囲
- 考えられる対応方法
- おすすめする案
この順番を意識しています。
そうすることで、お客様も迷わず判断できます。
⚠ 注意点
会議では、自分が知っていることをすべて話す必要はありません。
相手が判断するために必要な情報を整理して伝えることが重要です。
知識を披露することが目的ではありません。
お客様が安心して次の一歩を決められることが、良い会議につながります。
では最後に、私が考える「会議で本当に評価されるエンジニア」とはどのような人なのか、まとめたいと思います。
会議で信頼される人は、「安心して任せられる人」
会議で評価される人は、話すのが上手い人ではありません。
難しい専門用語をたくさん知っている人でもありません。
私が15年以上、お客様との打ち合わせや提案、プロジェクト運営を経験してきて感じるのは、
「この人なら安心して任せられる。」
そう思ってもらえる人が、一番評価されるということです。
その安心感は、一度の会議で生まれるものではありません。
- 事前にしっかり準備する
- 根拠を持って説明する
- 分からないことは正直に伝える
- 約束したことは必ず対応する
- お客様が判断しやすい情報を提供する
こうした一つひとつの積み重ねが、信頼につながっていきます。
💡 大山の考え
私は会議の前になると、
「お客様は何を知りたいのだろう。」
「何を判断しなければならないのだろう。」
ということを考えながら資料を見直します。
そして、想定される質問を考え、自分なりの回答を準備してから会議へ臨みます。
もちろん、すべてを予測することはできません。
ですが、準備をして臨むことで、お客様にとって有益な時間にできる可能性は大きく高まります。
だから私は今でも、
「会議は手段であって、目的ではない。」
ということを忘れないようにしています。
会議を終わらせることではなく、お客様が安心して判断できる状態を作ること。
それが、エンジニアとして本当に大切な役割だと考えています。
信頼は、会議が終わったあとも積み重なっていく
会議が終われば仕事も終わり、ではありません。
むしろ、本当に大切なのは会議のあとです。
例えば、
- 会議で決まった内容を正しく共有する
- 宿題になった事項を期限までに対応する
- 回答を約束した内容を忘れずに連絡する
- 次回までの準備を進める
こうした対応をきちんと続けることで、お客様は、
「この人は会議中だけではなく、その後も安心して任せられる。」
と感じてくれます。
会議中の説明がどれだけ素晴らしくても、その後の対応が遅かったり、約束を忘れてしまったりすれば、信頼は少しずつ失われてしまいます。
反対に、会議後のフォローまで丁寧に対応していれば、その積み重ねが次の仕事につながります。
✅ ポイント
会議で評価される人は、
- 事前準備をする
- 根拠を持って説明する
- 分からないことは持ち帰る
- 会議後の約束を必ず守る
- お客様が判断できる材料を提供する
会議は「話す場」ではなく、「信頼を積み重ねる場」でもあります。
信頼されるエンジニアになるために
この「信頼されるエンジニアの仕事術」シリーズでは、これまで様々なテーマについてお話ししてきました。
- チームで働くこと
- 「分からない」と言えること
- 分かりやすいメールやチャットを書くこと
- 早めに相談すること
- 約束や期限を守ること
- そして今回の、会議で信頼される話し方
一見すると、それぞれ別のテーマに見えるかもしれません。
しかし、私の中ではすべて共通しています。
結局、一番大切なのは「信頼できる人かどうか」です。
技術力だけで仕事が決まることは、ほとんどありません。
お客様も、一緒に働くメンバーも、
「この人なら安心して任せられる。」
そう思える人と仕事をしたいと考えています。
だから私は、技術を学ぶことと同じくらい、信頼される仕事の進め方も大切にしています。
ぜひ皆さんも、会議では話すことだけを意識するのではなく、
「お客様に安心して判断してもらうためには、何を準備すればよいだろう。」
という視点で参加してみてください。
きっと、お客様からの見え方も、会議の質も変わってくるはずです。
🎯 まとめ
会議で評価されるエンジニアは、話し方が上手い人ではありません。
- 事前準備を徹底する
- 根拠を持って説明する
- 分からないことは正直に伝える
- お客様が判断できる情報を整理する
- 会議後の約束まで責任を持って対応する
これらを積み重ねることで、お客様やチームから、
「この人なら安心して任せられる。」
と思ってもらえるようになります。
会議は手段であって目的ではありません。
目的は、お客様やチームが正しい判断をし、次の一歩を安心して踏み出せるようにすることです。
そのために準備をし、誠実に対応することが、信頼されるエンジニアへの近道だと私は考えています。
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- 信頼されるエンジニアの仕事術①|営業・SE・ベンダとの壁をなくす「チームで働く力」
- 信頼されるエンジニアの仕事術②|「分からない」と言える人ほど成長が早い理由
- 信頼されるエンジニアの仕事術③|メールが上手いエンジニアは仕事もできる理由
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- 信頼されるエンジニアの仕事術⑤|約束や期限を守る人が信頼される理由
次回の「信頼されるエンジニアの仕事術⑦」では、「質問が上手いエンジニアは、なぜ成長が早いのか」について、私の経験をもとにお話しします。