キャリア戦略

信頼されるエンジニアの仕事術③|メールが上手いエンジニアは仕事もできる理由

どうも、大山です。

エンジニアとして仕事をしていると、メールやチャットを使わない日はほとんどありません。

お客様への連絡、営業担当との調整、メーカーへの問い合わせ、ベンダへの依頼、社内レビュー、資料の送付など、日々さまざまなやり取りが発生します。

その中で、

  • メールを送ってもなかなか返信が来ない
  • 文章が長く、結局何をしてほしいのか分からない
  • 質問に対する回答が書かれていない
  • 資料を送ると言われたのに、なかなか届かない
  • チャットを送っても反応がなく、作業を進められない

と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

仕事では、自分一人だけで完結する作業はそれほど多くありません。

誰かへ確認する。

誰かから回答をもらう。

資料を送ってもらう。

承認してもらう。

そのように、多くの人と情報を受け渡しながら仕事を進めていきます。

だからこそ、メールやチャットの書き方だけでなく、どれだけ早く相手へ返答するかも非常に重要です。

私はメールやチャット、書類のやり取りについて、できる限り速く返すように心がけています。

なぜなら、返答が早いことで困る人はほとんどいないからです。

反対に、自分の返事が遅くなれば、その間、相手の仕事を止めてしまう可能性があります。

相手が確認結果を待っているのであれば、早く回答することで、その人は次の作業へ進めます。

資料の提出を待っているのであれば、早く送ることで、確認や修正に使える時間を多く確保できます。

高速なレスポンスとは、単に自分の仕事が早いことを示すためのものではありません。

相手が使える時間を、できるだけ多く残してあげるための行動です。

📘 この記事はこんな方におすすめです

  • メールやチャットの書き方に自信がない方
  • 相手から返信をもらえず、仕事が進まないことが多い方
  • 文章が長くなり、要点をまとめるのが苦手な方
  • 周囲から仕事が遅いと思われていないか不安な方
  • 社内外から信頼されるエンジニアになりたい方

私自身、ネットワークエンジニア、プリセールス、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントとして、多くの関係者と仕事をしてきました。

案件によっては、

  • お客様
  • 営業担当
  • メーカー
  • ベンダ
  • 社内の専門部署
  • プロジェクトメンバー

など、何十人もの関係者と同時に連絡を取ることもあります。

そのような環境では、メールやチャットの内容が分かりにくかったり、回答が遅かったりするだけで、案件全体の進行に影響します。

この記事では、私が実際の仕事で意識している、

  • 相手が理解しやすいメールの書き方
  • 相手が返信しやすい文章の作り方
  • 結論や依頼事項を分かりやすく伝える方法
  • メールやチャットを早く返すことの重要性
  • 書類や資料を速やかに受け渡す理由

について解説します。

メールが上手い人とは、難しい表現や丁寧な文章を書ける人ではありません。

相手が内容をすぐに理解でき、迷わず次の行動へ移れる文章を書ける人です。

 

メールを書く目的は、きれいな文章を作ることではない

メールを書くとき、文章を丁寧にしようとするあまり、長くなってしまうことがあります。

もちろん、お客様や取引先に対して、失礼のない文章を書くことは大切です。

しかし、丁寧さを意識しすぎることで、肝心の要件が分かりにくくなってしまっては意味がありません。

メールを書く本当の目的は、

相手へ情報を伝え、必要な行動を取ってもらうこと

です。

例えば、次のようなメールが届いたとします。

お疲れ様です。

先日お話しした件についてですが、現在の状況を踏まえまして、今後の進め方についてご確認いただければと思っております。

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

文章自体は丁寧です。

しかし、受け取った側からすると、

  • 何を確認すればよいのか
  • どの資料を見ればよいのか
  • いつまでに回答すればよいのか
  • 確認後に何を返せばよいのか

が分かりません。

結果として、受け取った人が内容を読み直したり、送り主へ確認したりする必要が出てきます。

これでは、相手の時間を余計に使わせてしまいます。

一方で、次のように書かれていれば、相手はすぐに行動できます。

件名:ネットワーク構成案の確認依頼(7月25日まで)

お疲れ様です。

添付したネットワーク構成案について、以下2点をご確認ください。

① 機器構成に問題がないか
② 作業日程に問題がないか

問題がなければ、7月25日までに「承認」とご返信をお願いします。

修正が必要な場合は、該当箇所をご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

このメールであれば、

  • 何のメールなのか
  • 何を確認するのか
  • いつまでに回答するのか
  • どのように返信するのか

が一目で分かります。

✅ ポイント

メールを書くときは、文章の美しさよりも、

「このメールを読んだ相手は、次に何をすればよいのか」

が分かることを優先しましょう。

仕事ができる人のメールは、必ずしも長くありません。

必要な情報が整理されており、相手が迷わず行動できるように書かれています。

私はメールを作成するとき、送信する前に、

「このメールを読んだ相手は、すぐにやるべきことが分かるだろうか。」

と考えるようにしています。

自分が伝えたいことを書くのではなく、相手が知りたいこと、相手にしてほしいことを書く。

これが、分かりやすいメールを作るための基本だと考えています。


返信の速さは、相手への配慮でもある

メールやチャットでは、文章の分かりやすさと同じくらい、返信の速さが重要です。

私は、確認にそれほど時間がかからない内容であれば、できる限り早く返答するようにしています。

例えば、

  • 内容を確認したという連絡
  • 資料を受け取ったという連絡
  • 対応できるかどうかの返答
  • 簡単な質問への回答
  • 書類やファイルの送付

などは、後回しにせず、可能な範囲で早めに対応します。

すぐに回答できない場合でも、

ご連絡ありがとうございます。

内容を確認し、本日中に回答します。

と一度返しておけば、相手は「連絡が届いているのか」「いつ回答が来るのか」と心配せずに済みます。

返事がない状態では、相手は待つしかありません。

催促するべきか。

別の人へ確認するべきか。

このまま作業を進めてもよいのか。

その判断ができず、相手の仕事を止めてしまうことがあります。

💡 大山の実体験

私は、メールやチャット、書類のやり取りについて、可能な限り高速にレスポンスすることを心がけています。

早く返して文句を言われることは、ほとんどありません。

むしろ、早く返答することで、相手は確認、修正、社内調整などに使える時間を多く確保できます。

自分の返答を待っている人がいるのであれば、できるだけ早くボールを返す。

これは仕事を早く終わらせるためだけではなく、相手の時間を大切にするための行動だと考えています。

ただし、返信を早くするために、内容を確認せず適当に回答してよいということではありません。

すぐに回答できない内容であれば、

「確認してから回答します。」

と伝えればよいのです。

大切なのは、相手を何も分からない状態のまま待たせないことです。

正確な回答には時間が必要でも、連絡を受け取ったことや、いつ頃回答できるかは早く伝えられます。

返信の速さは、単なるスピードではなく、相手を安心させるためのコミュニケーションでもあります。


相手が返信しやすいメールを書く

仕事ができる人ほど、自分が伝えたいことではなく、

相手が返信しやすいメール

を書くことを意識しています。

メールを書く目的は、自分の考えを伝えることではありません。

相手から必要な回答をもらい、仕事を前へ進めることです。

例えば、

ご確認よろしくお願いいたします。

だけでは、相手は

  • 何を確認するのか
  • どこを見ればよいのか
  • いつまでに返信すればよいのか
  • どのように回答すればよいのか

が分かりません。

一方で、

以下2点をご確認ください。

① IPアドレス設計に問題がないか

② 作業日程で問題がないか

問題なければ「承認」と返信をお願いいたします。

期限:7月25日

と書かれていれば、相手は迷わず返信できます。

メールを書くときは、

相手に考えさせないこと

が重要です。

✅ ポイント

メールを書く前に、

「相手はこのメールを読んだあと、何をすればいいのか」

を一文で答えられるか確認してみましょう。

もし答えられないなら、文章が分かりにくくなっている可能性があります。


件名だけで内容が分かるようにする

私は件名にも気を配っています。

件名を見ただけで、

  • 何の案件なのか
  • 何を依頼されているのか
  • 緊急なのか

が分かるようにしています。

例えば、

悪い例

ご確認お願いします

資料送付

これでは後から検索するときも困ります。

一方、

良い例

【〇〇案件】ネットワーク構成図確認のお願い(7/25まで)

【〇〇案件】設計書送付(Rev2)

このように書けば、件名だけでも内容を把握できます。

メールは一日に何十件、何百件と届きます。

件名が分かりやすいだけでも、相手への負担を減らすことができます。


チャットだから短くていい、ではない

最近はメールよりもTeamsやSlackなどのチャットを使う機会が増えています。

チャットはメールより気軽に送れる反面、

  • 結局何を言いたいのか分からない
  • 質問なのか報告なのか分からない
  • 何度もやり取りが続いてしまう

というケースも少なくありません。

私はチャットでも、

  • 結論から書く
  • 依頼事項を書く
  • 期限があれば書く

という基本は変えません。

例えば、

悪い例

お疲れ様です。

昨日の件なんですが…

ではなく、

良い例

お疲れ様です。

〇〇案件について確認をお願いします。

・設計内容:問題ないか
・回答期限:本日17時

よろしくお願いいたします。

このように送れば、相手もすぐに対応できます。

⚠ 注意点

チャットは気軽に送れる便利なツールですが、

短い文章だからといって、必要な情報まで省略してはいけません。

相手が追加で質問しなければ理解できない文章は、結果としてお互いの時間を奪ってしまいます。

「短く書く」と「情報を省略する」は、まったく別のことです。


メールやチャットは相手の時間を奪わないためのツール

私はメールを書くとき、

「自分が送りたい内容」

よりも、

「相手が読む時間」

を意識しています。

仕事では、自分だけが忙しいわけではありません。

相手も多くの案件を抱え、多くのメールやチャットを処理しています。

だからこそ、

  • 結論から書く
  • 要点を整理する
  • 返信しやすくする
  • できるだけ早く返答する

これらはすべて、

相手の時間を大切にするための配慮

だと私は考えています。

メールやチャットは、単なる連絡手段ではありません。

相手への思いやりを伝えるコミュニケーションツールでもあるのです。


メールやチャットの積み重ねが信頼につながる

私はこれまで、食品メーカー、通信キャリア、外資系メーカー、そしてITコンサルタントとして、多くのお客様や社内外の関係者と仕事をしてきました。

その中で感じるのは、

仕事ができる人ほど、メールやチャットが分かりやすく、レスポンスが早い

ということです。

もちろん、誰でも忙しい日はあります。

すぐに回答できない内容もあります。

しかし、そのような場合でも、

  • 「確認します。」
  • 「○時頃までに回答します。」
  • 「本日は難しいため、明日午前中に回答します。」

このような一言があるだけで、相手は安心できます。

連絡がない状態が一番不安になります。

だから私は、すぐに結論が出せない内容でも、まずは受け取ったことを伝えるようにしています。

💡 大山の実体験

私がKDDIやCisco、現在のITコンサルティングの仕事で意識していることがあります。

それは、

「相手の仕事を止めないこと」

です。

私の返答を待っている人がいるのであれば、できるだけ早くボールを返します。

メールでもチャットでも、資料でも同じです。

早く返答すれば、相手は確認や修正、社内調整など、次の作業に取りかかることができます。

逆に、自分のところで止めてしまえば、その分だけ相手の作業時間を奪ってしまいます。

だから私は、「早く返すこと」は仕事の速さではなく、相手への思いやりだと考えています。


信頼は、小さな積み重ねで作られる

仕事で信頼される人は、特別なことをしているわけではありません。

  • メールが分かりやすい
  • 返信が早い
  • 約束した期限を守る
  • できないことは正直に伝える
  • 確認結果をきちんと共有する

こうした当たり前のことを、毎日続けています。

一つひとつは小さな行動ですが、その積み重ねが、

「この人なら安心して任せられる。」

という評価につながります。

エンジニアは技術力ももちろん重要です。

しかし、技術だけで仕事は進みません。

多くの人と協力しながらプロジェクトを進める以上、コミュニケーションも技術の一つだと私は考えています。

🎯 まとめ

メールやチャットを書く目的は、きれいな文章を書くことではありません。

相手が迷わず行動できるようにすることです。

そして、できるだけ早く返答することで、相手はより多くの時間を使って仕事を進められます。

私は、

  • 結論から書く
  • 依頼内容を明確にする
  • 期限を書く
  • 返信しやすい文章にする
  • できる限り早く返答する

この5つを常に意識しています。

どれも特別なテクニックではありません。

ですが、この小さな積み重ねが、周囲からの信頼につながり、結果として仕事の評価にもつながっていきます。

ぜひ明日からのメールやチャットで、一つでも意識してみてください。


関連記事

メールやチャット以外にも、信頼されるエンジニアになるための仕事術を紹介しています。

これからも、15年以上の現場経験の中で実際に役立った仕事術を、このシリーズで発信していきます。

1

  「ネットワークエンジニアで年収を上げたい」 そう思っている方は多いと思います。 私自身、新卒から正社員として働いていた頃は年収450万円程度でした。 安定はしていましたが、 「このままで ...

2

  「ネットワークエンジニアで年収1000万円は目指せるの?」 ネットワークエンジニアとして働いている人や、これからインフラ業界に進みたい人なら、一度は気になると思います。 結論から言うと、 ...

3

  「プリセールスって年収高いの?」 「ネットワークエンジニアからプリセールスになれる?」 「営業っぽい仕事なのにエンジニアより給料が良いって本当?」 ネットワークエンジニアとして働いている ...

4

  私は普段、フリーランスエンジニアとしてネットワーク業界に身を置いています。 今回は、ネットワークエンジニアとプログラミングの関係について書いていきます。 「ネットワークエンジニアにプログ ...

5

  「フリーランスのネットワークエンジニアって実際どうなの?」 「一人で全部やらないといけないの?」 「正社員よりきついの?」 ネットワークエンジニアとして働いている人なら、一度はフリーラン ...

-キャリア戦略
-